トランスファーとは単に言うと、今働いている基地から、別の米軍基地に異動(転籍)できる制度です。
たとえば…
- 沖縄の嘉手納基地から、神奈川の横須賀基地へ
- 岩国基地から、東京の横田基地へ
といったように、全国の米軍基地間で働く場所を移ることが可能なんです。(これはあくまでも例です)
基本的には同じ基地内での職種を変えたり、近場の基地へ転職ということができる制度です。
注意したいのは、「異動」ではなく「転籍・再就職」という扱いになること。
つまり、一度今の職場を「退職」して、次の基地で「新たに採用」されるイメージです。
とはいえ、MLC/IHAという枠組みはそのまま引き継がれるので、福利厚生や給与体系なども基本的には共通です!
米軍基地トランスファー制度の主な条件
- 原則として、1年以上勤務していること⇦(一応、米軍基地に入職してすぐでも権利はあります。)
- 上司からの評価が問題ないこと※1
- 転籍先に空きポストがあること
- 面接・選考に合格すること(通常の採用と同様)
基本的には転職をするという感覚で良いと思います。※1の「上司からの評価」ですがこれは転職先の上司が現在の上司へ評価を聞くことが多々あるそうです。なるべくですが良い関係を築いていた方が良さそうですね!
応募から採用までの流れ
- 基地内の人事での空きポスト(求人)を確認
- 応募に必要な書類(履歴書・推薦状など)を準備
- 現職の上司に相談・承認を得る(任意または必要)
- 書類選考・面接
- 採用 → 現職を退職 → 転籍先で再スタート!
早く、決まればすぐにでも移動ができるのが米軍基地でのメリットがあると思います!
最近日本でも転職する方が増えてきていると思いますが、米軍基地内ではトランスファーに関しては「トライしてみた方が良いよ!」などポジティブな意見が多いです。
米軍基地トランスファー制度のメリット
- 全国どこでも働けるチャンスがある
- 家族の事情に合わせて勤務地を変えられる
- 新しい職場やキャリアに挑戦できる
- MLC/IHAの雇用形態を維持できる
MLCとIHAの違いはこちらへMLCとIHAの違いとは?
転籍はキャリアを広げるチャンス!
米軍基地で働いていると「この場所でずっと働くしかない」と思いがちですが、トランスファー制度を使えば、人生の選択肢はもっと広がります。実際に米軍基地で働いて色んな方が働いています。中には優しい方、苦手な方もあると思います。その時は無理せずに自分のキャリアなどを優先してステップアップしていきましょう!

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